物件を賃貸する場合は、物件選定から、入居まで、いろいろなところで経費が必要になり、入居後も家賃、管理費という形で定期的にお金がかかります。
ここでは物件賃貸にかかる予算の目安をみていきたいと思います。
賃貸住宅に入居する時、家主に対して支払われるのが礼金です。首都圏ではおよそ家賃の1~2か月分が相場です。礼金は、賃貸住宅から退去しても戻ってきません。
なお、礼金を支払うのは、賃貸借契約を正式に締結する時なので、物件探しや入居申込の時点では、礼金を支払う必要はありません。
賃貸住宅に入居するとき、家主に対して預けるのが敷金です。首都圏では、敷金の額はおよそ家賃の2~3か月です。敷金はあくまでも預けておく金銭ですから、賃貸住宅から退去する時に原則的には戻ってきます。
ただし、賃貸住宅から退去する際に、家賃が滞納していたり、部屋を補修する必要がある場合は、その金額が敷金から差し引かれます。
なお、一部地域では家主に預け入れた敷金の一部を退去時に償却する「敷引」と呼ばれる制度を採用している場合もあります。
仲介手数料は、不動産会社に支払う金銭です。この金額は最大家賃の1か月以内と法律で決められています。一般的には、この限度額いっぱいを支払うケースが多いようです。
なお、この費用には消費税がかかります。
賃貸住宅に入居するとき、意外にかかるのが引越し費用で、この金額は、部屋の広さ、荷物の量、引越し会社などによって変わります。およその目安として、ワンルームや1DKの場合で、5~10万円です。
前家賃とは入居を開始する月の家賃のことで、契約の時点で9月分の家賃を前もって支払います。なお、月の途中から入居する場合は、入居する日から月末までの日割り家賃と翌月分の家賃を、一緒に支払うことが多いです。
賃貸住宅に入居する際、入居者は自分のお金で火災保険に加入することが条件になってきています。この費用は1~2万円程度のことが多いようです。加入手続きは不動産会社が代行してくれます。また、ドアノブの鍵の付替えをするケースもあるようです。この費用は5千円から1万円程度かかります。
※礼金ゼロの物件
住宅金融公庫の融資を受けた物件では、家主が入居者から礼金や更新料を受け取ることができず、したがって礼金がかかりません。家主が自主的に礼金をゼロにしている場合もあります。
※仲介手数料ゼロの物件
賃貸住宅の広告の取引態様の欄に「貸主」と書かれている場合は、その不動産会社が自社所有物件を貸すという意味なので、仲介手数料は一切不要です。